onakademy

株式会社メタジェンの公式noteアカウントです。アカデミックで最新の情報をベースにしながら、おなか(腸内環境)の深みを知り、一人ひとりが自分のヘルスケアの軸に出会えるメディアを目指していきます。 https://metagen.co.jp/aboutus/

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マガジン

  • 図書室

    12本

    腸内環境に関する用語や基礎知識など、知りたい・調べたい時に活用できる知識をストックしていきます。

  • 談話室

    24本

    皆さんの興味関心の高い話題や生活に役立つ情報など、一人ひとりが自分の腸活やヘルスケアに向き合うためのヒントをお届けしていきます。

  • 研究室

    7本

    腸内細菌の働きの詳しいメカニズムの説明や最新の腸内環境研究に基づく知見など、主に研究者や腸活玄人向けのストーリーを配信していきます

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図書室

腸内環境に関する用語や基礎知識など、知りたい・調べたい時に活用できる知識をストックしていきます。

くわしく見る
  • 12本

腸を整えれば、春はもっと優しくなる。

こんにちは、オウンドメディア編集部です。 2025年も既に1ヶ月が経とうとしています。早いですね。。 関東圏では既に、春が顔を出しつつあるみたいですね。花粉が飛び始めていると周りからちらほら声を聞くようになりました。 今回は、この季節から多くの人を悩ませる「花粉症」についてお伝えしようと思います。 昨年末には、onakademyで免疫の話をしました。 免疫は体に入ってくる異物と戦ってくれるシステムで、腸内細菌は免疫のサポートをしてくれているのでしたね。 この免疫と腸

onakademy 2024年度の記事振り返り

新年あけましておめでとうございます! 昨年はオウンドメディア「onakademy」をご愛読いただき、心より感謝申し上げます。 メディアをスタートして最初の記事では、なぜオウンドメディアを立ち上げたのか、オウンドメディアで目指していきたいことについて書き綴りました。 その記事の中でも述べた 「科学的な視点から中立に、わかりやすくて正しい情報をみなさまにお届けしたい」 という想いは今でも変わりません。 「科学的に正しい記事を書くこと」 「わかりやすい情報を届けること」

腸内環境と免疫の関わり(後編)

こんにちは。onakademy編集部です。 先週の記事では、免疫とはなにか、について解説しました。 後編となる今回は、免疫と腸内環境の関連についてお伝えします。 おさらい:自然免疫と獲得免疫前半の記事で、私たちの体には大きく分けて2つの免疫システムが備わっていることをお伝えしました。 「自然免疫」と「獲得免疫」です。 これらは、獲得のタイミングや、主としてはたらく免疫細胞の違いによって分類されていました。 おさらいすると、自然免疫は生まれたときから備わっており、好中

腸内環境と免疫の関わり(前半)

こんにちは、onakademy編集部です。 11月も下旬に入り、だいぶ気温も下がってきました。 筆者が住んでいる山形県鶴岡市では、先日初雪も観測されました。 まだ冬タイヤ買ってないのに。。と内心めっちゃ焦っている今日このごろです。 急激に気温が下がると、体調を崩さないかとヒヤヒヤしますよね。 ご安心を。 こういうときにも身体は自身を守るためのシステムを備えています。 そのシステムの名前は「免疫」。 言葉は皆さん聞き馴染みがあるかとは思いますが、その仕組みについて詳

談話室

皆さんの興味関心の高い話題や生活に役立つ情報など、一人ひとりが自分の腸活やヘルスケアに向き合うためのヒントをお届けしていきます。

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【オンラインセミナー】 『腸活気になる人必見!業界のプロと学ぶ、腸内デザイン勉強会』

先日の記事にて、「腸内環境に向き合う1ヶ月 〜 腸内デザインMonth開催!〜」についてお知らせいたしました。 今回の記事では、そこでのメインイベントとなる、【どなたでも参加可能な】オンラインセミナーについてご案内いたします! この度、メタジェンでは、2025年2月21日(金)・2月28日(金)の2回に渡り、オンラインセミナー『腸活気になる人必見!業界のプロと学ぶ、腸内デザイン勉強会』を開催いたします。 近年では腸活ブームが続き、多くの方が関心を持つようになってきています

腸内環境に向き合う1ヶ月 〜 腸内デザインMonth開催!〜

こんにちは、onakademy編集部です。 みなさん、突然ですが昨日は何の日だったでしょうか? 実は... 1月26日は、「腸内フローラの日」でした! この日付は、年末年始で食生活が乱れやすい1月と、「フ(2)ロ(6)-ラ」の語呂合わせを組み合わせたものだそうです[1]。 言われてみれば、年末年始で荒れた食生活を正そうと、私も1月半ばから躍起になっています笑 また、今年の抱負に「健康」に関することを掲げている方も多いのではないでしょうか? 体重を3kg落とす、睡眠時

【質問回答】20年来の便秘を解消したい

こんにちは。メタジェンのいとうまさきです。目安箱に質問をいただきました。 質問ありがとうございました。先に回答をざっくりまとめると、 便秘は医師の診断と治療が第一選択 便秘は、専門外来が設けられるほど深刻な健康課題。自己判断で対処するよりも、医師に相談し適切な診断と処方を受けることが重要。 プレ・プロバイオティクスの効き目には個人差がある サプリメントや食物繊維は便秘解消や腸内環境の改善に役立つ可能性があるが、短期的な効果には個人差が大きい。自分に合った方法を見つけるに

寝ても腸内細菌の機能は戻らない!?徹夜の本当の怖さとは

こんにちは!onakademy編集部です! みなさん、昨日はよく眠れましたか? 私はこれまであまり睡眠にペインを感じたことがなかったため、Y1000(ヤクルト1000)の大ヒットを見て、みんなこんなに睡に問題を抱えているのか......!!と驚いたのですが、実は少し前、数ヶ月間に渡って睡眠障害を経験したことで、眠れない・眠りの質が悪いってこんなに辛いんだということがわかりました。 また、はっきりした原因や対処法がわからない、でも薬には頼りたくないという気持ちから、誰かが「

研究室

腸内細菌の働きの詳しいメカニズムの説明や最新の腸内環境研究に基づく知見など、主に研究者や腸活玄人向けのストーリーを配信していきます

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腸がもたらす(かもしれない)記憶力のお話

腸内環境は脳と密接に関わっているということはこれまでの記事でも取り上げてきました。 そんな脳腸相関ですが、最近の研究で「記憶力は良い腸内環境によって育まれる」可能性が示されてきているのを知っていますか? お腹の調子を良くすると記憶力が良くなる、なんてことがあったら嬉しいですよね。 今日はそんな記憶力に関連する研究事例をいくつか取り上げていきたいと思います。 腸内細菌の存在は記憶力に影響するそもそもお腹にいる腸内細菌が記憶力に影響するなんてことはあるのか?と思う人もいる

健康長寿に重要な二次胆汁酸

腸内細菌だけではなく、腸内細菌によって作り出される代謝物質も重要だということはonakademyの記事でも何度か話をしています。今回の記事でも代謝物質に注目してお話したいと思います。 腸内細菌由来の代謝物質としては短鎖脂肪酸(Short-chained fatty acids; SCFA)がその主要なものですが、他の代謝物質、特に肝臓において作られ腸内に分泌された胆汁酸が腸内細菌によって代謝されることで産生される「二次胆汁酸」についてもその重要性が評価されてきています。

腸から若返る:腸内環境の老化、傾向と対策

“腸内環境の老化”とはメタボリックシンドロームや糖尿病、動脈硬化、慢性腎臓病などは高齢者に多く見られるため、加齢関連疾患と呼ばれます。これらの病気は、数年にわたって低レベルの炎症が続く「慢性炎症」が特徴です[1]。 最近の研究では、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸などの物質が、体内の炎症を抑え、加齢関連疾患を軽減する役割を果たすことが分かってきました[2]。では、そんな慢性炎症を抑える役割を持つ腸内細菌自体も、年齢とともに老化してしまうのでしょうか? もし老化した場合、何が起

リバウンドしないダイエットのカギは腸内細菌と二次胆汁酸にあり、という研究の話

ダイエットの大敵「リバウンド」におびえてますか? 減量後にはタンパク質と炭水化物の比率に気をつけタンパク質を多めに摂る[1]といった食事コントロールによるリバウンド対策も報告されていますが、今回は腸内環境に注目します。 二次胆汁酸とはまずタイトルにもある二次胆汁酸について。 二次ということは一次があります。一次胆汁酸はヒトの肝臓で作られる脂肪の消化を助ける物質で、それが腸まで流れていくと腸内細菌によって変換され二次胆汁酸と呼ばれるようになります。 これまで二次胆汁酸が過