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皆さんの興味関心の高い話題や生活に役立つ情報など、一人ひとりが自分の腸活やヘルスケアに向き合うためのヒントをお届けしていきます。
腸内細菌の働きの詳しいメカニズムの説明や最新の腸内環境研究に基づく知見など、主に研究者や腸活玄人向けのストーリーを配信していきます
腸内環境に関する用語や基礎知識など、知りたい・調べたい時に活用できる知識をストックしていきます。
こんにちは!onakademy編集部です。 先日、みなさんからのギモンを集めるために目安箱を設置しましたが、早速いくつかご質問をいただきました。 今回は、その中の1つにお答えします。 軟便で排泄が頻回であり、食材が形を残して出てくるとのこと。 消化が十分に行われていない可能性が考えられます。普段の食事では胃腸に負担の少ない消化に良いものを意識して選ぶようにしてください。 食物繊維の選び方と摂り方について回答しますね。 ■ 食物繊維の選び方 食物繊維を摂取するヒト試験
近年、健康法としてのファスティング(断食)が注目を集めています。ファスティングの結果が排便量の変化として目に見え関連を想起しやすいためか、腸内環境との関連性について聞かれることが何度かありました。 そこで今回は、現時点での科学的知見を整理しながら、ファスティングの意義について考えてみようと思います。 ファスティングの種類世界には伝統的に様々なファスティング方法があり、いずれも食事と断食の時間を決めて交互に行うことが基本となります。イスラム教のラマダン断食が有名ですが、キリ
こんにちは、onakademy編集部です。 酷暑だった夏もいつしか過ぎ去り、もうすぐ寒い季節がやってくることを予感させます。 冬になると風邪やインフルエンザなどの感染症もまた猛威を振るうことでしょう。そうなると、薬を飲む機会も増えるのではないでしょうか。 食事に影響されるイメージが強い腸内細菌ですが、実は薬と腸内環境の関連も大きいことがわかってきています。 薬の取り方によっては、副作用が強く出てしまったり、腸内環境が乱れてお腹を下してしまうことも。 本格的な冬が到来
こんにちは、onakademy編集部です。 気温の差が激しい今日この頃、腸内環境を味方にすることで、外部環境に左右されないホメオスタシス(体の恒常性)を発揮していきたい筆者です。 さて、私たちがonakademyを開設して早半年が経ちました。 この度、onakademyの【目安箱】を設置することをお知らせします! このメディアの目的として、サイエンスをベースにおなか(腸内環境)の深みを知っていただける場としてお役に立ちたい!ということももちろんありますが、同時に、ona
腸内環境は脳と密接に関わっているということはこれまでの記事でも取り上げてきました。 そんな脳腸相関ですが、最近の研究で「記憶力は良い腸内環境によって育まれる」可能性が示されてきているのを知っていますか? お腹の調子を良くすると記憶力が良くなる、なんてことがあったら嬉しいですよね。 今日はそんな記憶力に関連する研究事例をいくつか取り上げていきたいと思います。 腸内細菌の存在は記憶力に影響するそもそもお腹にいる腸内細菌が記憶力に影響するなんてことはあるのか?と思う人もいる
腸内細菌だけではなく、腸内細菌によって作り出される代謝物質も重要だということはonakademyの記事でも何度か話をしています。今回の記事でも代謝物質に注目してお話したいと思います。 腸内細菌由来の代謝物質としては短鎖脂肪酸(Short-chained fatty acids; SCFA)がその主要なものですが、他の代謝物質、特に肝臓において作られ腸内に分泌された胆汁酸が腸内細菌によって代謝されることで産生される「二次胆汁酸」についてもその重要性が評価されてきています。
“腸内環境の老化”とはメタボリックシンドロームや糖尿病、動脈硬化、慢性腎臓病などは高齢者に多く見られるため、加齢関連疾患と呼ばれます。これらの病気は、数年にわたって低レベルの炎症が続く「慢性炎症」が特徴です[1]。 最近の研究では、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸などの物質が、体内の炎症を抑え、加齢関連疾患を軽減する役割を果たすことが分かってきました[2]。では、そんな慢性炎症を抑える役割を持つ腸内細菌自体も、年齢とともに老化してしまうのでしょうか? もし老化した場合、何が起
ダイエットの大敵「リバウンド」におびえてますか? 減量後にはタンパク質と炭水化物の比率に気をつけタンパク質を多めに摂る[1]といった食事コントロールによるリバウンド対策も報告されていますが、今回は腸内環境に注目します。 二次胆汁酸とはまずタイトルにもある二次胆汁酸について。 二次ということは一次があります。一次胆汁酸はヒトの肝臓で作られる脂肪の消化を助ける物質で、それが腸まで流れていくと腸内細菌によって変換され二次胆汁酸と呼ばれるようになります。 これまで二次胆汁酸が過
こんにちは、onakademy編集部です。 突然ですが、みなさんは「〇〇性食物繊維」という言葉、いくつご存知でしょうか? 食物繊維にもいくつかの種類があり、それぞれ役割が違うと言われています。 この記事では、食物繊維の種類についてまとめていきたいと思います。 食物繊維とは一言でいうと、食物に含まれる炭水化物のうち、ヒトの消化酵素では消化できない物質のことです。 私たちヒトが消化できない、つまり消化されずに大腸まで食物繊維は届くということですね ! 単語帳の食物繊維の記
こんにちは。onakademy編集部です。 近年、腸内環境の研究分野において、「腸管バリア」という機能に注目が集まっています。 腸管バリアとは? 腸管バリアとは、その名の通り腸管において有害なものが体内に入ることを防ぐためのバリアとなる機能を指します。 実は、大腸を含む消化管は口から肛門まで一本の管のような構造になっています。 ちくわやホースのような構造ですね。 そのため、腸は体の内部にある臓器ではあるものの、その内側は環境としては「体外」(口腔から入ってきた病原菌
こんにちは、onakademy編集部です。 先週はプレバイオティクスとプロバイオティクスの違いについて説明した記事を上げました。 プロバイオティクスを試してみようと考えるとき、真っ先に候補に上がるのがヨーグルトかと思います。 みなさんはヨーグルトを選ぶ時、どんな菌が入っているのか気にしたことはありますか?ヨーグルトはその手軽さから腸活に取り入れている方は多いですよね。 しかし、ヨーグルトによって含まれている菌が違うことを意識している人は、どの程度いるでしょうか。 ヨ
こんにちは、onakademy編集部です。みなさん、連休はいかがお過ごしでしたか。私は、休みの間に一度食生活を見直そうと決心し、毎日ボウルいっぱいのサラダを食べるようにしたところ、かなり便の状態が改善しました。腸内細菌は裏切らない、ということを深く実感したGWでした。 さて、少し余談が過ぎましたが、今回は腸内環境との絡みで語られることの多い「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」についてお伝えできればと思います。 この2つの単語の違い、みなさん、分かりますか・・?