onakademy

株式会社メタジェンの公式noteアカウントです。アカデミックで最新の情報をベースにしながら、おなか(腸内環境)の深みを知り、一人ひとりが自分のヘルスケアの軸に出会えるメディアを目指していきます。 https://metagen.co.jp/aboutus/

onakademy

株式会社メタジェンの公式noteアカウントです。アカデミックで最新の情報をベースにしながら、おなか(腸内環境)の深みを知り、一人ひとりが自分のヘルスケアの軸に出会えるメディアを目指していきます。 https://metagen.co.jp/aboutus/

マガジン

  • 談話室

    皆さんの興味関心の高い話題や生活に役立つ情報など、一人ひとりが自分の腸活やヘルスケアに向き合うためのヒントをお届けしていきます。

  • 図書室

    腸内環境に関する用語や基礎知識など、知りたい・調べたい時に活用できる知識をストックしていきます。

  • 研究室

    腸内細菌の働きの詳しいメカニズムの説明や最新の腸内環境研究に基づく知見など、主に研究者や腸活玄人向けのストーリーを配信していきます

ウィジェット

リンク

最近の記事

  • 固定された記事

最近話題の「短鎖脂肪酸」って、なにがそんなにすごいの?

こんにちは。onakademy編集部です。 皆さんは「短鎖脂肪酸」という言葉をご存知でしょうか。これまでアップしてきた記事にも短鎖脂肪酸の話はたびたび出しているので、onakademyをウォッチしてくださっている方や、腸活上級者の方にとっては身近な言葉かもしれません。 腸内細菌は様々な健康状態や疾患と関連することがこれまでの研究でわかっていますが、以前公開した記事でも述べた通り、存在するだけではヒトに影響を与えないことが多く、主に短鎖脂肪酸などの代謝物質を介して健康効果を

    • 【質問回答】20年来の便秘を解消したい

      こんにちは。メタジェンのいとうまさきです。目安箱に質問をいただきました。 質問ありがとうございました。先に回答をざっくりまとめると、 便秘は医師の診断と治療が第一選択 便秘は、専門外来が設けられるほど深刻な健康課題。自己判断で対処するよりも、医師に相談し適切な診断と処方を受けることが重要。 プレ・プロバイオティクスの効き目には個人差がある サプリメントや食物繊維は便秘解消や腸内環境の改善に役立つ可能性があるが、短期的な効果には個人差が大きい。自分に合った方法を見つけるに

      • onakademy 2024年度の記事振り返り

        新年あけましておめでとうございます! 昨年はオウンドメディア「onakademy」をご愛読いただき、心より感謝申し上げます。 メディアをスタートして最初の記事では、なぜオウンドメディアを立ち上げたのか、オウンドメディアで目指していきたいことについて書き綴りました。 その記事の中でも述べた 「科学的な視点から中立に、わかりやすくて正しい情報をみなさまにお届けしたい」 という想いは今でも変わりません。 「科学的に正しい記事を書くこと」 「わかりやすい情報を届けること」

        • 寝ても腸内細菌の機能は戻らない!?徹夜の本当の怖さとは

          こんにちは!onakademy編集部です! みなさん、昨日はよく眠れましたか? 私はこれまであまり睡眠にペインを感じたことがなかったため、Y1000(ヤクルト1000)の大ヒットを見て、みんなこんなに睡に問題を抱えているのか......!!と驚いたのですが、実は少し前、数ヶ月間に渡って睡眠障害を経験したことで、眠れない・眠りの質が悪いってこんなに辛いんだということがわかりました。 また、はっきりした原因や対処法がわからない、でも薬には頼りたくないという気持ちから、誰かが「

        • 固定された記事

        最近話題の「短鎖脂肪酸」って、なにがそんなにすごいの?

        マガジン

        • 談話室
          22本
        • 図書室
          11本
        • 研究室
          7本

        記事

          来年こそ正月太りをしない!クリスマス後からでも間に合う!?腸内環境で太りにくい体質に

          こんにちは!onakademy編集部です! クリスマスや年末年始を控え、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 今年の年末年始は9連休ということもあって、少し遠出をしたり長く帰省したりなどの予定を立てられている方も多いかもしれませんね。 そんな楽しいシーズンと隣り合わせでやってくる話題の1つが「正月太り」。「年末年始太り」と言われることもあります。 飲食を伴うイベントの回数の増加・・・ 年末の解放感からの暴飲暴食・・・ お酒を飲むことでのさらなる食欲増進・・・ ごちそう(油分

          来年こそ正月太りをしない!クリスマス後からでも間に合う!?腸内環境で太りにくい体質に

          腸内環境と免疫の関わり(後編)

          こんにちは。onakademy編集部です。 先週の記事では、免疫とはなにか、について解説しました。 後編となる今回は、免疫と腸内環境の関連についてお伝えします。 おさらい:自然免疫と獲得免疫前半の記事で、私たちの体には大きく分けて2つの免疫システムが備わっていることをお伝えしました。 「自然免疫」と「獲得免疫」です。 これらは、獲得のタイミングや、主としてはたらく免疫細胞の違いによって分類されていました。 おさらいすると、自然免疫は生まれたときから備わっており、好中

          腸内環境と免疫の関わり(後編)

          腸内環境と免疫の関わり(前半)

          こんにちは、onakademy編集部です。 11月も下旬に入り、だいぶ気温も下がってきました。 筆者が住んでいる山形県鶴岡市では、先日初雪も観測されました。 まだ冬タイヤ買ってないのに。。と内心めっちゃ焦っている今日このごろです。 急激に気温が下がると、体調を崩さないかとヒヤヒヤしますよね。 ご安心を。 こういうときにも身体は自身を守るためのシステムを備えています。 そのシステムの名前は「免疫」。 言葉は皆さん聞き馴染みがあるかとは思いますが、その仕組みについて詳

          腸内環境と免疫の関わり(前半)

          【質問回答】生まれてからのイベントで腸内環境は別人レベルで変わるのか?

          こんにちは!onakademy編集部です。 先週に引き続き、目安箱でみなさんからいただいたギモンの1つにお答えしたいと思います。 今後も定期的にギモン回答をしていく予定ですので、普段から腸内環境で気になっていることや、私達の記事を読んでもっと深く知りたいと思ったことなどがあれば、どしどしお送りくださいね! それでは参りましょう。 この質問には大きく3つのギモンが含まれていると思います。 まず端的に回答すると下記のとおりです; 産まれたときに母親から受ける腸内細菌の影

          【質問回答】生まれてからのイベントで腸内環境は別人レベルで変わるのか?

          【質問回答】食材が形を残したまますぐ出る人も、普通に食物繊維を摂って大丈夫?

          こんにちは!onakademy編集部です。 先日、みなさんからのギモンを集めるために目安箱を設置しましたが、早速いくつかご質問をいただきました。 今回は、その中の1つにお答えします。 軟便で排泄が頻回であり、食材が形を残して出てくるとのこと。 消化が十分に行われていない可能性が考えられます。普段の食事では胃腸に負担の少ない消化に良いものを意識して選ぶようにしてください。 食物繊維の選び方と摂り方について回答しますね。 ■ 食物繊維の選び方 食物繊維を摂取するヒト試験

          【質問回答】食材が形を残したまますぐ出る人も、普通に食物繊維を摂って大丈夫?

          ファスティングと腸内環境との関連は、まだよくわからないという話

          近年、健康法としてのファスティング(断食)が注目を集めています。ファスティングの結果が排便量の変化として目に見え関連を想起しやすいためか、腸内環境との関連性について聞かれることが何度かありました。 そこで今回は、現時点での科学的知見を整理しながら、ファスティングの意義について考えてみようと思います。 ファスティングの種類世界には伝統的に様々なファスティング方法があり、いずれも食事と断食の時間を決めて交互に行うことが基本となります。イスラム教のラマダン断食が有名ですが、キリ

          ファスティングと腸内環境との関連は、まだよくわからないという話

          乳酸菌がいない?!それって大丈夫?

          こんにちは、onakademy編集部です。 突然ですが、みなさんは腸内フローラ検査を受けたことはありますか? 最近では、一部の医療機関やECサイトで購入することができ、私の身の回りでも「腸内フローラ検査を受けたよ!」と教えてくれる友人がちらほら出てきました。 腸内フローラ検査を受けた方からよく聞かれる質問として、「〇〇菌がいなかったんだけど大丈夫?!」というものがあります。 たしかに検査結果を見たときに、他の菌が3%や15%等と数字が表示をされている中で、「0%」って見た

          乳酸菌がいない?!それって大丈夫?

          寒い季節が来る前に知っておきたい!薬と腸内環境の関係

          こんにちは、onakademy編集部です。 酷暑だった夏もいつしか過ぎ去り、もうすぐ寒い季節がやってくることを予感させます。 冬になると風邪やインフルエンザなどの感染症もまた猛威を振るうことでしょう。そうなると、薬を飲む機会も増えるのではないでしょうか。 食事に影響されるイメージが強い腸内細菌ですが、実は薬と腸内環境の関連も大きいことがわかってきています。 薬の取り方によっては、副作用が強く出てしまったり、腸内環境が乱れてお腹を下してしまうことも。 本格的な冬が到来

          寒い季節が来る前に知っておきたい!薬と腸内環境の関係

          腸がもたらす(かもしれない)記憶力のお話

          腸内環境は脳と密接に関わっているということはこれまでの記事でも取り上げてきました。 そんな脳腸相関ですが、最近の研究で「記憶力は良い腸内環境によって育まれる」可能性が示されてきているのを知っていますか? お腹の調子を良くすると記憶力が良くなる、なんてことがあったら嬉しいですよね。 今日はそんな記憶力に関連する研究事例をいくつか取り上げていきたいと思います。 腸内細菌の存在は記憶力に影響するそもそもお腹にいる腸内細菌が記憶力に影響するなんてことはあるのか?と思う人もいる

          腸がもたらす(かもしれない)記憶力のお話

          【目安箱設置!】おなか/腸内環境/腸活でのギモン・もっと知りたい!を集めます!

          こんにちは、onakademy編集部です。 気温の差が激しい今日この頃、腸内環境を味方にすることで、外部環境に左右されないホメオスタシス(体の恒常性)を発揮していきたい筆者です。 さて、私たちがonakademyを開設して早半年が経ちました。 この度、onakademyの【目安箱】を設置することをお知らせします! このメディアの目的として、サイエンスをベースにおなか(腸内環境)の深みを知っていただける場としてお役に立ちたい!ということももちろんありますが、同時に、ona

          【目安箱設置!】おなか/腸内環境/腸活でのギモン・もっと知りたい!を集めます!

          健康長寿に重要な二次胆汁酸

          腸内細菌だけではなく、腸内細菌によって作り出される代謝物質も重要だということはonakademyの記事でも何度か話をしています。今回の記事でも代謝物質に注目してお話したいと思います。 腸内細菌由来の代謝物質としては短鎖脂肪酸(Short-chained fatty acids; SCFA)がその主要なものですが、他の代謝物質、特に肝臓において作られ腸内に分泌された胆汁酸が腸内細菌によって代謝されることで産生される「二次胆汁酸」についてもその重要性が評価されてきています。

          健康長寿に重要な二次胆汁酸

          誤解しているかも?便秘と食物繊維のカンケイ

          便秘の改善策として必ず取り上げられる食物繊維。大切なのは間違いないのですが、取り入れ方を間違えると、効果が得られなかったり、逆効果になってしまうかもしれません。 実は今回、私も便秘と食物繊維のカンケイについて誤解していたことがあったことに気付きました。 そこで、誤解されがちな内容をピックアップして、みなさんにもお伝えしたいと思います。 1.どんな食物繊維にも便通改善効果がある? onakademyを訪れているみなさんはご存知かもしれませんが、食物繊維にもいろんな分類や種

          誤解しているかも?便秘と食物繊維のカンケイ