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腸内環境に関する用語や基礎知識など、知りたい・調べたい時に活用できる知識をストックしていきます。
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「腸内環境」とは?

こんにちは、onakademy編集部です! 今日のテーマは「腸内環境」。 基礎ですね。 そのくらい知ってますよ!という方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、ここからすべてのストーリーが始まりますので、この機会に改めて語らせてください! 腸内環境は文字通り「腸内の環境」を指しますが、その「環境」とは何を指すのでしょうか。 順に紐解いていきましょう。 まずは腸内細菌のお話から 腸内に腸内細菌がいることや、腸内細菌が健康に関係するものなんだ!ということは、ここ十数年の間

腸を整えれば、春はもっと優しくなる。

こんにちは、オウンドメディア編集部です。 2025年も既に1ヶ月が経とうとしています。早いですね。。 関東圏では既に、春が顔を出しつつあるみたいですね。花粉が飛び始めていると周りからちらほら声を聞くようになりました。 今回は、この季節から多くの人を悩ませる「花粉症」についてお伝えしようと思います。 昨年末には、onakademyで免疫の話をしました。 免疫は体に入ってくる異物と戦ってくれるシステムで、腸内細菌は免疫のサポートをしてくれているのでしたね。 この免疫と腸

onakademy 2024年度の記事振り返り

新年あけましておめでとうございます! 昨年はオウンドメディア「onakademy」をご愛読いただき、心より感謝申し上げます。 メディアをスタートして最初の記事では、なぜオウンドメディアを立ち上げたのか、オウンドメディアで目指していきたいことについて書き綴りました。 その記事の中でも述べた 「科学的な視点から中立に、わかりやすくて正しい情報をみなさまにお届けしたい」 という想いは今でも変わりません。 「科学的に正しい記事を書くこと」 「わかりやすい情報を届けること」

腸内環境と免疫の関わり(後編)

こんにちは。onakademy編集部です。 先週の記事では、免疫とはなにか、について解説しました。 後編となる今回は、免疫と腸内環境の関連についてお伝えします。 おさらい:自然免疫と獲得免疫前半の記事で、私たちの体には大きく分けて2つの免疫システムが備わっていることをお伝えしました。 「自然免疫」と「獲得免疫」です。 これらは、獲得のタイミングや、主としてはたらく免疫細胞の違いによって分類されていました。 おさらいすると、自然免疫は生まれたときから備わっており、好中

腸内環境と免疫の関わり(前半)

こんにちは、onakademy編集部です。 11月も下旬に入り、だいぶ気温も下がってきました。 筆者が住んでいる山形県鶴岡市では、先日初雪も観測されました。 まだ冬タイヤ買ってないのに。。と内心めっちゃ焦っている今日このごろです。 急激に気温が下がると、体調を崩さないかとヒヤヒヤしますよね。 ご安心を。 こういうときにも身体は自身を守るためのシステムを備えています。 そのシステムの名前は「免疫」。 言葉は皆さん聞き馴染みがあるかとは思いますが、その仕組みについて詳

食物繊維時代、来たる!〇〇性食物繊維とは?

こんにちは、onakademy編集部です。 突然ですが、みなさんは「〇〇性食物繊維」という言葉、いくつご存知でしょうか? 食物繊維にもいくつかの種類があり、それぞれ役割が違うと言われています。 この記事では、食物繊維の種類についてまとめていきたいと思います。 食物繊維とは一言でいうと、食物に含まれる炭水化物のうち、ヒトの消化酵素では消化できない物質のことです。 私たちヒトが消化できない、つまり消化されずに大腸まで食物繊維は届くということですね ! 単語帳の食物繊維の記

腸内環境の乱れと疾患をつなぐ 腸管バリア機能。「良い腸内環境」の新たな指標となるか

こんにちは。onakademy編集部です。 近年、腸内環境の研究分野において、「腸管バリア」という機能に注目が集まっています。 腸管バリアとは? 腸管バリアとは、その名の通り腸管において有害なものが体内に入ることを防ぐためのバリアとなる機能を指します。 実は、大腸を含む消化管は口から肛門まで一本の管のような構造になっています。 ちくわやホースのような構造ですね。 そのため、腸は体の内部にある臓器ではあるものの、その内側は環境としては「体外」(口腔から入ってきた病原菌

乳酸菌とビフィズス菌。似てるようで実は遠い存在だった

こんにちは、onakademy編集部です。 先週はプレバイオティクスとプロバイオティクスの違いについて説明した記事を上げました。 プロバイオティクスを試してみようと考えるとき、真っ先に候補に上がるのがヨーグルトかと思います。 みなさんはヨーグルトを選ぶ時、どんな菌が入っているのか気にしたことはありますか?ヨーグルトはその手軽さから腸活に取り入れている方は多いですよね。 しかし、ヨーグルトによって含まれている菌が違うことを意識している人は、どの程度いるでしょうか。 ヨ

プロバイオティクスとプレバイオティクスの違いとは?

こんにちは、onakademy編集部です。みなさん、連休はいかがお過ごしでしたか。私は、休みの間に一度食生活を見直そうと決心し、毎日ボウルいっぱいのサラダを食べるようにしたところ、かなり便の状態が改善しました。腸内細菌は裏切らない、ということを深く実感したGWでした。 さて、少し余談が過ぎましたが、今回は腸内環境との絡みで語られることの多い「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」についてお伝えできればと思います。 この2つの単語の違い、みなさん、分かりますか・・?

自分の腸内フローラは何に由来するのか?

こんにちは、onakademy編集部です。 以前に「腸内環境とは?」の記事でお伝えしたように、私たち人間は大腸内に棲むおよそ40兆匹の腸内細菌と共存しています。 今更ではありますが、彼ら腸内細菌はいつ・どこからやってきたのでしょうか?今日はその謎に迫ります。 自分のおなかの中に腸内フローラ(腸内細菌の群集)が形成される過程を知れば、今後の生活の中で腸内細菌に思いを馳せるタイミングがきっと格段に増え、身近になるはずです。 腸内フローラは遺伝する!?私たち人間の腸内フローラ

最近話題の「短鎖脂肪酸」って、なにがそんなにすごいの?

こんにちは。onakademy編集部です。 皆さんは「短鎖脂肪酸」という言葉をご存知でしょうか。これまでアップしてきた記事にも短鎖脂肪酸の話はたびたび出しているので、onakademyをウォッチしてくださっている方や、腸活上級者の方にとっては身近な言葉かもしれません。 腸内細菌は様々な健康状態や疾患と関連することがこれまでの研究でわかっていますが、以前公開した記事でも述べた通り、存在するだけではヒトに影響を与えないことが多く、主に短鎖脂肪酸などの代謝物質を介して健康効果を

腸内環境単語帳

腸内環境にまつわる単語の説明をまとめていきます。随時更新していきますので、乞うご期待ください。  英数あ行か行さ行酢酸 食物繊維 た行短鎖脂肪酸 腸内細菌 腸内代謝物質 な行乳酸菌 は行ビフィズス菌 プレバイオティクス プロバイオティクス プロピオン酸 ま行や行ら行酪酸 わ行